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Webライターにブログは必要?メリットとデメリットを多角的に解説

ブログ
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Webライターとして活動するなかで、「自分のブログって本当に必要なの?」あるいは「始めてみたいけど、何から手をつければいいんだろう?」と悩んでいませんか?

結論から言うと、Webライターとして駆け出しで、案件を安定して受注できていない方には特にブログを始めるのをおすすめします。

本記事では、以下のようにWebライターにとってメリットが多い、ブログの情報を網羅的に解説しています。

  • ブログを始める7つのメリットと4つのデメリット
  • ブログでジャンルを選ぶ方法
  • ブログの始め方
  • ブログから案件を獲得するための運用術

本記事を読めば、ブログを始めるべきかどうかの判断ができ、Webライターとしてのキャリアを加速させるブログの活用法が見えてくるでしょう。

Webライターがブログを始める7つのメリット

Webライターがブログの運営をすると、以下のように多くのメリットがあります。

  1. ポートフォリオとして活用できる
  2. ライティングスキルやSEOの知識が身につく
  3. 仕事の依頼が直接来ることもある
  4. 収益化できる可能性がある
  5. WordPressの操作方法が身につく
  6. 自分の好きな内容で執筆できる
  7. 自分のペースで運用できる

Webライターとブログは相性がよく、並行しておこなえば高い相乗効果が期待できます。忙しくて納期に縛られた仕事が難しい方や、Webライターの仕事を安定して受注できていない方は、とくにブログを始めるのがおすすめです。

メリット① ポートフォリオとして活用できる

Webライターにとってのポートフォリオとは、一般的に執筆した記事の作品集のようなもので、ブログを運営していると新規のクライアントの案件に応募しやすくなります。

クライアントワークで執筆した記事は、秘密保持契約の観点から自分で公開するのは難しいことが多いですが、自分のブログの記事であれば文句を言われないからです。

また、メディアで公開中の記事を実績として見せられる場合もありますが、メディアの記事は編集者が修正している場合が多いです。メディアに掲載された記事はライターの実力が見えないので、クライアントの信用を得にくい懸念があります。

ブログを運営していれば、心おきなく自分のスキルをアピールできるので、魅力的な案件に応募できるチャンスが増えるでしょう。

メリット② ライティングスキルやSEOの知識が身につく

自分でブログ運営をすると、キーワード選定や構成の作成、記事の執筆まで全てを自分でおこなう必要があります。

記事作成の一連の流れを学びながら実行することで、読者に情報をわかりやすく伝える文章力や、読者の共感を呼ぶ表現力が身につくでしょう。

また、ヒートマップ機能が搭載されたツールを用いることで、記事を見た読者の反応(熟読・離脱・クリック)を確認できます。

読者の反応を見ながら構成や文章表現などを試行錯誤することで、検索上位を獲得するためのSEOのテクニックも身につきます。

ブログの運営を続けるなかで培ったライティングスキルやSEOのテクニックは、Webライターとして活動するうえで大きな財産になるでしょう。

ただし、Googleのアルゴリズムの関係からYMYL(金融や医療などのジャンル)の記事だと、個人ブログで上位表示するのは難しいです。

YMYLジャンルでブログを運用する場合は、SNSとの連携などでブログへの流入数を確保するための工夫をする必要があります。

メリット③ 仕事の依頼が直接来ることもある

専門分野や得意なテーマに関する質の高い記事をブログで発信し続けることで、仕事を受注するための重要な窓口になります。

なぜなら、執筆した記事が上位表示されるようになれば、記事を読んだ潜在的なクライアントから、ブログを通して仕事の依頼を直接受けられる可能性があるからです。

ブログからの依頼であれば、クラウドソーシングサイトのように仲介手数料がかからず、単価の交渉もしやすくなります。

ただし、ブログ経由で仕事の受注をするには、ブログのアクセス数がある程度は必要になります。ブログで案件を獲得するための運用術について後述しているので、安定して仕事を獲得できていない方は参考にしてください。

メリット④ 収益化できる可能性がある

ブログ運営が順調に進むと、以下のような方法でライター業とは別の収益源を確保できる可能性があります。

  • アフィリエイト広告
  • Google AdSense(クリック報酬型広告)
  • 自分の商品やサービスの販売

アフィリエイト広告とは、企業の商品やサービスをブログで紹介して、読者がブログ内の広告経由で商品を購入したりサービスに申し込んだりすると、成果報酬として広告収入が得られる仕組みです。

Google AdSenseは自身のブログに広告を掲載して、広告が表示されたり、クリックされたりすることで報酬が発生する仕組みです。ただし、Google AdSenseはブログ内に充実したコンテンツを掲載していないと審査に通りにくいことや、1件あたりの成果報酬額が少ないので、初心者にはおすすめできません。

ブログ内では自分の商品やサービスの販売をして収益化することも可能です。たとえば、自身の経験や知識を活かした有料noteページへのリンクを貼って、noteで収益化するなどの方法があります。

ブログで収益化ができればクライアントへの強力なアピールポイントにもなりますが、収益化にはある程度の時間と継続的な努力が必要です。

メリット⑤ WordPressの操作方法が身につく

WordPressとは、CMSと呼ばれる、ウェブサイトやブログを簡単に作成・管理できるシステムです。

WordPressをメインでホスティングサービスを提供しているKinstaの調査では、WordPressの市場シェアは2025年現在で43.6%を誇ります。

参考:Kinsta

クライアントはWordPressでメディアの運用をしているケースが多く、自分のブログをWordPressで運用して操作方法を習得すると、仕事を巻きとりやすくなります。

以下の画像は、オンラインで業務委託形式の仕事を受発注できるクラウドソーシングサービスの「クラウドワークス」で実際に依頼されていた仕事です。

引用元:クラウドワークス

できるだけ多くの業務を任せて自分の時間を捻出したいと考えるクライアントが多いので、WordPressでの入稿や装飾、公開などの基本操作を習得すれば、対応可能な案件が増えるでしょう。

メリット⑥ 自分の好きな内容で執筆できる

クライアントワークでは、クライアントが指定するテーマやマニュアルに沿って記事を執筆する場合が多いです。

高い専門性をもっていれば、執筆しているジャンルのコラム記事を依頼されて、ある程度好きな内容で執筆できる場合もありますが、初心者ライターの場合は難しいでしょう。

自身のブログであれば、クライアントの意向を気にする必要がなく、自分の興味関心のあるテーマを自由に選べるので、執筆するのが楽しくなると思います。

メリット⑦ 自分のペースで運用できる

クライアントワークは納期を設定されている場合が多く、自分の都合だけで作業をするのは難しいです。

ブログの場合は自身のライフスタイルや他の仕事の状況にあわせて、無理のないペースで更新できるため、精神的な負担が少なくすみます。

ブログの収益が安定してあげられるようになるとスケジュール管理がしやすくなり、ライフワークバランスがとりやすくなるでしょう。

Webライターがブログを始める4つのデメリット

Webライターがブログを始めると多くのメリットがありますが、以下のようなデメリットもあります。

  1. ライターとして活動できる時間が減る
  2. 記事の質が低いと逆効果になる
  3. ブログの初期費用や維持費がかかる
  4. 初心者にはブログ開設のハードルが少し高い

ブログを始める前にデメリットもしっかり確認して、後悔のない選択をしましょう。

デメリット① ライターとして活動できる時間が減る

ブログ運営には、キーワード選定や構成の作成、執筆、画像選定など多くの作業を要します。そのため、ブログを始めるとWebライターとして活動できる時間が減ってしまうのがネックです。

Webライターとしての活動に十分な時間を確保できていない場合は、ブログを始めるとWebライターの仕事が圧迫されてしまうかもしれません。

時間があまりとれないなかでWebライターとブログの両立を実現したい方は、効率的な時間管理や執筆の工夫が必要になるでしょう。

具体的には、タスクの優先順位付けやすきま時間の活用などでスケジュール管理を徹底したり、生成AIを活用して執筆速度をあげたりするなどが挙げられます。

生成AIを活用して執筆速度をあげたい人は、以下の記事を参考にしていただけると幸いです。
執筆速度1.5倍以上も可能!Webライターの生成AI活用術を紹介

クライアントワークは納期を守る必要があるので、上記のような工夫をしてもブログとの両立が難しい場合は、ブログの更新頻度を下げてうまく調整しましょう。

デメリット② 記事の質が低いと逆効果になる

「Webライターがブログを始めるメリット」の箇所でも解説したように、ブログは自身のライティングスキルや専門性をアピールするポートフォリオとしての役割があります。

そのため、ブログに掲載されている記事の質が低いと、Webライターとしての評価が下がって仕事の受注に悪影響を及ぼす懸念があります。

ブログを運営するうえでは、更新頻度が多少落ちたとしても高品質の記事を執筆する意識が大切です。

具体的な記事のチェックポイントとしては、以下のようなものが挙げられます。

  • 誤字脱字がないか
  • 情報のファクトチェックができているか
  • 検索意図を満たした記事構成ができているか

クライアント候補の方に「このライターさん、大丈夫かな?」と不安を与えないように、普段クライアントに提出する記事と同様に、ブログで公開する記事も高品質にしましょう。

デメリット③ ブログの初期費用や維持費がかかる

無料のブログサービスもありますが、有料のWordPressで運用したほうが、WordPressの操作を習得できたり、SEO対策に適した機能が充実していたりするのでメリットが多いです。

また、多くのクライアントがWordPressでメディアを運用しているので、WordPressが使えるのをアピールできれば、仕事を受注しやすくなる可能性があります。

WordPressでブログを運用する場合は、最低でも「レンタルサーバー」と「ドメイン」の代金はかかります。

レンタルサーバーとは、ブログを運用するうえで必要なサーバーを借りられるサービスで、ドメインとはインターネット上のページを識別するためのURLの一部です。

レンタルサーバーの料金はプランや契約期間によって異なりますが、月額1,000円前後で利用できる場合が多く、ドメイン代は任意の文字列を決定できる独自ドメインだと年間2,000円〜3,000円前後な場合が多いです。

また、WordPressのデザインや機能を充実させたい場合は、有料のWordPressテーマを取得する必要があり、1万円〜2万円前後の初期費用がかかります。

無料のテーマを利用したい場合は、私も本ブログで愛用している「Cocoon」がおすすめです。Cocoonは無料テーマとは思えないほど機能が豊富で、カスタマイズ性が高くてデザインを洗練させやすいからです。

ブログを運営する場合は、経費を無駄にしないためにも、高品質な記事を執筆して潜在的なクライアントへ効果的なアピールをできるようにしましょう。

デメリット④ 初心者にはブログ開設のハードルが少し高い

Webライターがブログ運用をするうえで一般的に推奨されているWordPressは、無料ブログのように会員登録をするだけでは利用できないため、初心者にはハードルが少し高いです。

後ほどWordPressでの利用開始までの手順は詳しく解説しますが、以下のような作業が必要になります。

  • レンタルサーバーと契約
  • 独自ドメインの取得
  • ドメインの設定
  • WordPressのインストール
  • WordPressの初期設定

IT系の知識があまりない方だと、サーバーやドメインなどの専門用語を理解しながら設定を進めるのに苦労するかもしれません。

ただし、WordPressは利用者が多いので、わかりやすい解説情報がインターネットに充実しています。参考にしながら手順通り作業を進めることで、初心者でもブログを開設しやすいでしょう。

また、多くのレンタルサーバーではWordPressを簡単にインストールできる機能が提供されていて、以前よりも手間が省けるようになっています。

自分でブログを開設するのが難しい場合は、契約したレンタルサーバーに問い合わせれば、多くの場合で的確な回答が得られるでしょう。

Webライターのブログでおすすめのジャンルは?

「ブログを始めてみたいけど、どんなジャンルで記事を書けばいいんだろう?」と悩んでいませんか?

ブログのジャンル選びは、Webライターとしての活動に大きく影響する大切なポイントです。

あなたの強みを活かしたり、将来の目標につなげたりと、さまざまな視点からジャンルを選べますよ。

Webライターがブログで扱うのにおすすめなジャンルについて、それぞれ選び方のメリットとあわせて紹介します。

知識や経験が豊富な得意ジャンル

あなたがこれまでの人生で培ってきた知識や経験が豊富な「得意ジャンル」でブログを書くのは非常におすすめです。

なぜなら、リアルな体験に基づいた記事は、読者にとって価値が高く、信頼されやすいからです。

リアルな体験に基づく一次情報を記事内に入れることは、GoogleがWebサイトを評価するうえで重視している「E-E-A-T」(経験・専門性・権威性・信頼性)という考え方にもつながります。

たとえば、前職で営業をしていた経験や、長年続けている趣味(キャンプや料理など)について書けば、あなただけのオリジナルな記事が生まれますよね。

一次情報を詰め込んだオリジナルの記事は検索結果で上位表示されやすく、記事を見たクライアントからも専門性を評価されて、依頼につながりやすくなるでしょう。

これからライターとして執筆したいジャンル

まだ詳しくないけれど、これからWebライターとして挑戦していきたいと考えているジャンルについてブログで発信するのも、有効な戦略の一つです。

興味がある分野であれば情報収集や学習が苦にならず、楽しみながら取り組めるため、ブログ運営を挫折しにくいからです。

ブログ運営を通じて興味のあるジャンルの知識やスキルを習得して専門性を高めていけば、特化ライターとして高収入を目指せます。

ただし、現時点で特化したいジャンルに関する知識や経験が浅い場合は、記事作成に時間がかかったり、内容の薄い記事になったりする懸念があります。

また、不動産や医療などの資格や経験がないと活躍するのが難しいジャンルを選んでしまうと、Webライターとして成功しにくいので注意しましょう。

ライティングに関するノウハウや体験談

Webライター自身の経験に基づいたライティングに関するノウハウや体験談も、ブログのテーマとしておすすめです。

なぜなら、Webライターとしての知識や経験は、Webライターを目指す人や、すでにWebライターとして活動している人にとって価値のある情報だからです。

たとえば、「Webライターとして月5万円稼ぐ方法」や「読者を引きつける記事構成案の作り方」といった内容は、多くのWebライターが気になる内容だと思います。

Webライターとして経験を積んでいけば、Webライター向けの的確なアドバイスができるようになるので、多くの読者の参考になるでしょう。

クライアントへアピールするためのサンプル記事

特定のジャンルに絞らずに、サンプル記事を掲載するポートフォリオ(作品集)のようなブログを作るという選択肢もあります。

ブログでサンプル記事のみを掲載するメリットとしては、公開許可を得たクライアントワークで執筆した記事や、自分が制作した記事を手軽に公開できることが挙げられます。

実際に、私も金融系の記事を掲載した以下のポートフォリオを運用しています。
金融特化ライター 境 将 のポートフォリオ

特定のジャンルやコンセプトに沿って運営するのが一般的なブログでは、多様な種類の記事を掲載するのは難しいでしょう。

ただし、手当たり次第にさまざまなジャンルの記事を掲載していると、専門性がアピールできずに案件獲得に苦労するかもしれません。そのため、ブログに掲載する記事のジャンルは多くても3つまでにするのが個人的におすすめです。

また、サンプル記事のみを掲載したブログだとSEOでの集客には向かないので、SNSと連携させてブログへの流入数を確保するのが大切です。

ブログの始めるための6ステップ

「Webライターとしてブログを始めたいけど、何から手をつければいいかわからない…」と感じているかもしれませんが、ブログの開設は手順さえ分かれば難しくありません。

今回は、Webライターがブログをスムーズに立ちあげるための6つのステップを紹介します。

  1. ブログのコンセプトを決定する
  2. レンタルサーバーの契約とドメイン取得をおこなう
  3. WordPressをインストールして初期設定をする
  4. ブログのテーマを選定してデザインを整える
  5. 必須のWordPressプラグインを導入・設定する
  6. ブログ記事を作成する

【ステップ①】ブログのコンセプトを決定する

ブログを運営する目的がはっきりしていないと、記事のテーマが散漫になって収拾がつかなくなる懸念があるので、ブログの作成前に目的を決めましょう。

経験が浅くて安定して仕事を受注できていないWebライターの方は、ライターとして特化したいジャンルの記事や、サンプル記事を掲載するのがおすすめです。

なぜなら、ブログで収益化を狙うのは中級者以上でも簡単ではなく、初心者ライターが目指すと費用対効果が悪いからです。

ブログを潜在的なクライアントへのアピールのために有効活用できれば、安定して仕事を受注できるようになるでしょう。

【ステップ②】レンタルサーバーの契約とドメイン取得をおこなう

WordPressでブログを開設するためには、基本的にレンタルサーバーの契約とドメインの取得をおこなう必要があります。

レンタルサーバーはブログのデータを保存しておく家で、ドメインはインターネット上でWebサイトを特定するための住所のようなイメージです。

レンタルサーバーとドメインの手続きは別々におこなう場合もありますが、「コアサーバー」のように、手続きを同時におこなえる場合も多いです。

複雑な手続きを避けたい方は、レンタルサーバーとドメインの手続きを同時におこないましょう。

【ステップ③】WordPressをインストールして初期設定をする

WordPressでブログを始めるためには、契約したレンタルサーバーにWordPressをインストールする必要があります。

多くのレンタルサーバーでは、「WordPressかんたんセットアップ」のような機能が提供されており、初心者でも簡単にWordPressをインストールできるようになっています。

どうしてもWordPressのインストール方法がわからない場合は、契約したレンタルサーバーに問い合わせれば、丁寧に教えてもらえるでしょう。

WordPressをインストールできたら、後々の運営を楽にするために以下3つのWordPressの設定をおこなうのがおすすめです。

SSL有効化:
サイトの通信を暗号化する設定で、読者の情報を守り、サイトの信頼性を高められます。URLが「http://」ではなく「https://」で始まるようになります。

自動バックアップ設定:
データが消えてしまった場合に備えて、自動でバックアップ(予備のデータ保存)をとるように設定しておくと安心です。

パーマリンク設定:
記事ごとのURLの形式を決める設定です。後から変更するとSEO(検索エンジン最適化)に影響を及ぼす可能性があるので、「投稿名(/%postname%/)」など、シンプルでわかりやすい形式に最初に設定しておくことを強くおすすめします。

これらの初期設定をおこなうことで、安心してブログ運営をスタートできるでしょう。

【ステップ④】ブログのテーマを選定してデザインを整える

WordPressにおける「テーマ」とは、ブログ全体のデザインやレイアウト、機能を決定するテンプレートのことです。

テーマを選ぶ際には、以下のポイントをおさえて多角的に検討すると、失敗する可能性が低くなります。

  • スマートフォンでも表示が最適化されるか
  • 表示速度が速いなどSEO対策が施されているか
  • ある程度デザインを変更できてカスタマイズ可能か
  • 有料テーマの場合は料金について
  • 利用者の多さとサポート体制

有料テーマでは「SWELL」や「JIN:R」などが、デザイン性が高くてカスタマイズしやすく、料金が2万円未満とコストパフォーマンスに優れているので人気があります。

無料テーマの場合は、有料テーマ並みにデザイン性と機能性が優れている「Cocoon」がおすすめです。

Cocoonは利用者が多く、有名ブロガーであるヒトデさんの動画のように、多くの利用者からの知見を得やすいので、ブログ初心者でも扱いやすいでしょう。

【ステップ⑤】必須のWordPressプラグインを導入・設定する

WordPressのプラグインとは、WordPressの機能を拡張して安全性や機能性を高めるためのソフトウェアです。

WordPressのプラグインを新規追加する場合は、WordPressのサイドバーで「プラグイン」という項目をクリックし、

「新規プラグインを追加」をクリックすると、

プラグインの検索窓が表示されるので、検索窓にプラグイン名を打ち込むと、自動で検索結果に適したプラグインが表示されます。目当てのプラグインを見つけたら、「今すぐインストール」をクリックしましょう。

プラグインをインストールできたら、「有効化」をクリックすれば、プラグインを利用できるようになります。

多くのブログで導入が推奨されている必須級のプラグインは以下のとおりです。

Akismet Anti-Spam:
コメントスパムやトラックバックスパムを自動的にフィルタリングしてくれるプラグインです。WordPressに初期インストールされていることが多いですが、有効化とAPIキーの設定が必要です。

BackWPup:
サイト全体のデータ(記事、画像、データベースなど)を定期的に自動でバックアップしてくれるプラグインで、万が一のデータ消失や改ざんに備えられるので安心できます。

Contact Form 7:
柔軟なカスタマイズが可能な、お問い合わせフォーム作成プラグインです。読者や企業からの連絡窓口として、設置すると利便性や信頼性が向上します。

ブログを運用していると、「こんな機能があったらいいな」と思う場面があると思うので、そういうときは、プラグインで実現できないか調べましょう。

ただし、プラグインのなかにはウイルスが仕込まれている場合もあるので、利用者数や口コミなどを確認して安全性を確かめるのが大切です。

また、プラグインを導入しすぎるとプラグイン同士が干渉して表示速度が遅くなったり、表示に不具合が生じたりする場合もあるので注意しましょう。

【ステップ⑥】ブログ記事を作成する

WordPressで記事を作成するための準備が整ったら、あらかじめ決めていたコンセプトに沿った記事を作成しましょう。

Googleの検索エンジンは、コンテンツの内容を重視する傾向が強くなっているので、更新頻度を下げてでも高品質な記事を作成するのが大切です。

ブログ記事の作成方法について体系的に学びたい方は、登録者数14万人以上のブログに関するYoutubeチャンネルを運営する「中島 大介」さん著の「ブログライティングの教科書」がおすすめです。

この本は、ブログの基礎知識や始めるための具体的なステップ、初心者におすすめの戦略などが解説されており、初心者でも安心してブログを始められます。

案件に応募する際のポートフォリオとして利用する場合は、最低でも3記事以上を掲載してからにすると、採用担当者も参考にしやすいでしょう。

Webライターがブログで案件を獲得するための運用術

記事内で何度の述べたように、ブログは執筆するだけでなく戦略的に運用することで、Webライターとしての案件獲得を助ける強力なツールにもなります。

これから紹介するブログの運用術をおさえて、安定してWebライティングの案件を獲得できるようになりましょう。

プロフィール文で実績やスキルを明確に記載する

案件を獲得するには、執筆した記事でアピールするのも大切ですが、自身の実績やスキルを記載して、何ができるのかを具体的に示すことも大切です。

なぜなら、依頼を検討しているクライアントは、あなたの実力や経験を正確に把握して、依頼したい業務をこなせるかを考えているからです。

実績やスキルは、以下のように表形式でまとめると、クライアントにとっても見やすいでしょう。

項目内容
執筆実績URLhttps://example.com/article123
得意分野・株式投資
・FX
・クレジットカード
・カードローン
・Webマーケティング
保有資格・FP2級
・ビジネス会計検定3級
担当範囲・キーワード選定
・構成案作成
・執筆
・画像の選定、挿入
・簡単な図解作成
・WordPress入稿

使用可能ツール
【執筆】
・ラッコツール
・Googleドキュメント
・word
・ WordPress
・CopyContentDetector
・文賢

【画像作成】
・Canva

【生成AI】
・ChatGPT
・Perplexity

【コミュニケーションツール】
・Gmail
・Chatwork
・Slack
・LINE
・Zoom
・Google Meet
報酬の希望・執筆のみ:1.5円〜
・構成作成と執筆:2円〜
稼働時間・平日:2〜3時間
・土日、祝日:5〜6時間
連絡先akjdadhfijpjrhijdhxjc3kzjsasafv@gmail.com

「この人に頼めば、仕事を依頼したらやってくれそうだな」と、クライアントが具体的にイメージできるように情報を整理すると、仕事を頼みやすくなるでしょう。

また、クライアントが依頼を検討しているライターの報酬の希望や稼働時間まで把握したうえで発注をすれば、長期契約になっても良好な関係を維持しやすいです。

複数の問い合わせ窓口を設置する

あなたのブログに興味をもってくれたクライアントがいても、連絡先がわかりにくかったり、一つしかなかったりすると、依頼の機会を逃してしまうかもしれません。

そのため、問い合わせ窓口は複数用意して、クライアントが気軽に連絡できるようにしておくことが大切です。

どのような連絡方法を用意すればいいのか迷うかもしれませんが、最低でも以下の3つの方法を提示しておくのがおすすめです。

  • ブログの問い合わせフォーム
  • SNSのDM(ダイレクトメッセージ)
  • メールアドレス

ブログの問い合わせフォームは、利用者が多い「Contact Form7」というプラグインを用いると、初心者でも簡単に問い合わせフォームを設置できます。

プラグインの導入方法については、本記事の「【ステップ⑤】必須のWordPressプラグインを導入・設定する」の箇所で解説しているので、わからない方は参考にしてください。

また、意外とXなどのSNSからクライアントが依頼するケースもあり、私も実際にXのDM経由で仕事を受注したケースがあります。

クライアントによって使いやすい連絡手段は異なりますから、複数の連絡方法を用意して、問い合わせのハードルを下げるようにしましょう。

SNSと連携して発信力を高める

ブログとSNSは特性が異なるため、連携させることで相乗効果が期待でき、集客力や認知度の向上につながります。

ブログとSNSを連携させると、以下のようなメリットがあります。

  • SEO以外にSNSからの集客も期待でき、ブログへの流入経路を増やせる
  • SNSは拡散力とスピード感に優れていて、ブログ記事の更新情報を多くのユーザーに届けられる
  • SNSでの直接的なコミュニケーションを通じてブログのファンを増やせる
  • Googleのアルゴリズムの変動で検索順位が下がっても、SNS経由でブログに継続的な流入が見込める

上記のように多くのメリットがあるので、ブログを運用する場合は、SNSと連携するのがおすすめです。

具体的な連携方法としては、以下のような方法が挙げられます。

  • SNSのプロフィール欄にブログのURLを記載する
  • ブログ記事にSNSシェアボタンを設置して、読者が簡単に記事を共有できるようにする
  • SNSでブログ記事を投稿する際は、ハッシュタグを効果的に使って認知拡大を目指す
  • ブログ記事とSNSでの投稿は、ターゲットとする読者層や内容に一貫性をもたせる

ブログとSNSをうまく連携させると、認知拡大できてクライアントの目に止まりやすくなります。

しかし、SNSの運用に時間を使いすぎてブログ記事の質が下がってしまうと、ブログが営業ツールとして役立たなくなってしまうので注意しましょう。

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