「ChatGPTとかの生成AIの進化がすごいし、Webライターは将来性ないのかな」
「動画コンテンツが流行ってるし、Webライターの需要がなくなりそう」
このように生成AIや動画コンテンツの台頭で、Webライターに将来性があるのか不安に思っていませんか?
結論から言うと、AIが執筆可能な記事しか作成できないWebライターは今後仕事が減っていく可能性が高いですが、立ち回り次第で今後も十分活躍が見込めます。
本記事では、Webライター歴3年の著者がWebライターの将来性について、以下の内容を解説しています。
- Webライターの将来性が危ぶまれる理由
- 将来性が高いWebライターになる方法
- AIに負けないWebライターになるための戦略
本記事を読めば、Webライターの将来性について網羅的に知ることができるので、参考にして頂ければ幸いです。
Webライターの将来性が危ぶまれる4つの理由と反論
手軽に在宅ワークができることで人気のWebライターですが、将来性について不安視する意見もあります。
ここではWebライターの将来性が不安視されている理由と、それに対する反論を解説します。
理由① AIの進化で簡単に文章生成ができるようになった
Webライターの将来性が危ぶまれている一番の理由は、ChatGPTを始めとする生成AIが短時間で精度の高い文章を執筆できるようになったことでしょう。
以下は生成AIの中でトップクラスの精度を誇る「ChatGPT4」にWebライターの将来性についてたずねた時の回答です。
この回答を得るまでには1分ほどしか要していませんが、とても精度が高く、参考になる内容だと思います。
しかし、2025年6月現在の生成AIが出す回答には以下のような問題点があります。
- 間違った情報を出力することがある
- Webライティングに適さない文体の文章を出すことがある
- 一次情報を盛り込んだ回答ができない
間違った情報や、Webライティング向きではない文体の文章を生成する可能性があることから、生成AIが出力した文章をそのまま使うのは現状では難しいです。
また、現状のAIは実際に経験したことをコンテンツに落とし込むのは不可能なため、一次情報を扱う記事は執筆できません。
高いWebライティングスキルで正しい情報を記載でき、一次情報を盛り込んだ記事を執筆できるライターはこれからも活躍できる可能性が高いでしょう。
理由② 動画コンテンツの普及が進んでいる
引用元:株式会社サイバーエージェント
上記の画像は、株式会社サイバーエージェントとデジタルインファクトが共同で国内動画広告市場の市場規模を予測したものです。
2027年には市場規模が1兆円を超える試算となっており、動画広告市場はまだまだ成長を続ける見込みです。
5Gの影響や、ショート動画の流行などで情報を動画から入手するユーザーが増えており、Webライターの将来性を不安視する意見もあります。ですが、私は過度な心配はいらないと考えています。
理由は2つあり、1つ目は動画とWebテキストはそれぞれメリットとデメリットがあり、テキストコンテンツが完全になくなることはないからです。
テキストコンテンツと動画のメリット、デメリットを以下のように表でまとめました。
| メリット | デメリット | |
テキストコンテンツ | ・情報を早く入手できる ・知りたい情報にピンポイントで到達しやすい ・低コスト、短期間で作成が可能 ・受け身ではなく主体的に情報を入手できる | ・イメージの共有が難しい ・他のことをしながら情報を入手できない ・情報量が少ない |
動画 | ・音声や図解を用いて情報を分かりやすく伝えられる ・情報量が豊富で様々なことが分かる ・イメージの共有がしやすい ・印象に残りやすい ・他のことをしながら情報を入手できる ・手順説明など過程を説明するのに向いている | ・作成する際のコストが高い ・情報が多すぎて肝心なことが伝わらないこともある ・分かりやすい内容にするには編集スキルが必要 ・始める上でのハードルが高い |
動画コンテンツは音声や図解など、様々なカードを用いて分かりやすく情報を伝達できる反面、欲しい情報をすぐに入手するのは不向きです。
低コストかつ短期間で作成ができ、修正も容易なことから情報の鮮度を保ちやすいのもテキストコンテンツの魅力です。
このようにテキストコンテンツならではのメリットもあるので、動画コンテンツとの共存は十分可能でしょう。
2つ目の理由は、ほとんどの動画には台本が必要で、台本はテキストで書く必要があることから、台本作成の仕事が増えていることです。
クラウドソーシングサイトで文字単価1〜2円の案件を探してみると、私の体感では2〜3割位は動画の台本作成の仕事です。
私も現在は、動画の台本作成の継続案件を二件受注していますが、動画市場の成長と共に今後は案件がどんどん増えていくことが予想されます。
動画が普及してもテキストコンテンツを作成できるライターの需要はこれからもあり、大きく仕事が減ることはないでしょう。
理由③ SNS検索が増えている
SNSは最新の情報や流行をスマホで手軽に閲覧できることから、若者を中心にSNSで情報収集する人が増えています。
ビジュアル重視の情報はInstagram、最新のトレンドはXというように、得意な情報の種類が異なっており、うまく利用すればGoogle検索では入手しにくい最新の情報が手に入ります。
Google検索は最新の情報を入手するのが苦手なため、一部のコンテンツがSNSに変わるのは避けられないでしょう。
しかし、SNSは気軽に投稿できる反面、信憑性に乏しい情報があるので、信頼性の高い情報を入手したい場合はGoogle検索の方が向いています。
また、検索ワードに対する網羅的な情報を入手するのもSNSは不向きなので、体系的な情報を入手したい場合もGoogle検索の方が適しています。
動画コンテンツと同様、SNSもテキストコンテンツと得意な領域が違うため、Webライターの需要が一気に減ることは考えにくいでしょう。
理由④ Webライターの増加で市場自体が飽和状態になりつつある
全研本社株式会社がWebライター101人に行った調査によると、Webライターのキャリアに不安を感じる理由の第一位が「Webライターが飽和している」です。
引用元:PR TIMES
私自身もクラウドソーシングサイトで案件に応募する際に、人気の案件だと20件以上の応募者が集まっていて、案件をとるのが大変に感じることがあります。
しかし、70名以上のプロのWebライターが所属する「Webライタープロ」という編集プロダクションの代表取締役の沖ケイタさんは、自身のブログで以下のように述べています。
“Webライターの人数は年々増え続けているため、飽和状態であると言われがちです。しかし、きちんと書ける人の数は少ないので、僕は逆にチャンスだと感じています。”
引用元:沖ケイタのWebライター1年生
Webライターの業界事情に詳しい沖さんが言うだけに説得力がありますね。
ライティングスキルが高い人材はクライアントから取り合いになることもあるようで、ライティングスキルを磨けば将来性の高いライターになれるでしょう。
将来性が高いWebライターになるための4つの方法
Webライターの将来性は十分あることを解説しましたが、何も考えずにただ仕事をこなしていくだけでは、仕事がなくなってしまう可能性があります。
将来性が高いWebライターになる方法を解説していくので、参考にしていただけたら幸いです。
方法① ライティングスキルを磨く
Webライターの最も基本的なスキルの「ライティングスキル」を磨くことが、将来性が高いWebライターになるための一番の近道と言えるかもしれません。
Webライターとして活躍するためには、ライティングスキル以外にも
- SEOの知識
- マーケティングの知識
- WordPressの操作
- 専門知識
など多くのスキルを求められます。
しかし、SEO記事でもコラム記事でも文字を書くことに変わりはないので、ライティングスキルは常に欠かせません。
仕事を発注するクライアントの話を聞くと、質の高い記事を納品できるライターの数が圧倒的に不足しているそうです。
ライティングスキルを磨くことで、頭一つ抜けた将来性の高いWebライターになれるでしょう。
方法② SEOの知識を身につける
SEOとは、「Search Engine Optimization」の略で、Googleなどの検索エンジンで上位表示するために行う施策のことです。
検索上位を取れば、悩みを抱えている読者に効率よく商品やサービスを紹介できるので、多くの企業やメディアはSEO記事を作成しています。
2025年6月現在、Webライターの仕事の7割以上はSEOの記事作成で、安定的に収入を得るにはSEOの知識が不可欠です。
今後は生成AIの台頭で解説などの一部のSEO記事は需要が減っていく可能性がありますが、ソース元が確かな信頼できる情報を求めて、今後も検索エンジンを利用する人は一定数いるでしょう。
SEOの流行はその時によって変わるので、検索エンジンのシェアが8割以上のGoogleの方針変更には気を配りましょう。
方法③ 特定の専門領域をもつ
特定の専門領域をもつと、将来性が高いWebライターになれる理由は以下のとおりです。
- Googleの検索アルゴリズムが専門性の高い記事を優遇する傾向にある
- 記事の品質が高くなりやすいので、高単価になりやすい
- AIは専門性の高い記事の執筆が苦手な場合がある
生成AIが執筆できないような専門性が高い記事を執筆できれば、今後Webライティングの案件が減ったとしても、受注し続けることは可能です。
また、Googleが高品質な記事だと判断する基準として、E-E-A-Tと呼ばれるものを設けていて、E-E-A-Tとは
- E:Experience(経験)
- E:Expertise(専門性)
- A:Authoritativeness(権威性)
- T:Trustworthiness(信頼性)
の頭文字をとったものです。
経験豊富な専門領域を持っていると、上記4つの要素を満たした記事を執筆しやすいので、Googleの検索アルゴリズムに優遇されて上位表示されやすい傾向にあります。
高い専門性をもっていると、高品質な記事を納品できるため、クライアントからの評価が上がりやすいです。
具体的には、金融ジャンルで高い専門性をもつライターでは、文字単価5円以上が普通で、中には7円以上で執筆するケースもあります。
特定の専門領域をもつとWebライターとしての箔がつき、他のライターとの差別化ができるので、興味のある分野や得意な分野に絞ることがおすすめです。
方法④ 対応領域を広げる
ライティング以外のさまざまな仕事を巻き取って対応できるWebライターはクライアントから重宝されやすいです。
メディアを運営しているクライアントはライティング以外にも
- タイトルや構成案の作成
- 画像選定
- 文字の装飾
- WordPress入稿
など様々な工程を行っており、場合によっては複数のワーカーに仕事を振り分けている場合があります。
複数のワーカーと対応しながら仕事をするのは、コミュニケーションコストがかかるので、多くのクライアントはまとめて発注したいところだと思います。
結果的にライティング以外の仕事を巻き取って対応できるライターは報酬が増えて、クライアントから継続的に案件を受注しやすくなるでしょう。
AI時代に生き残るWebライターになるための4つの戦略
生成AIの進化が目覚ましく、Webライターの仕事はなくなってしまうのではと不安に思う人が多いと思うので、AI時代に生き残るための戦略を4つ紹介します。
戦略① AIが執筆しやすいジャンルは避ける
客観的なデータや広く受け入れられた知識が豊富なジャンルは生成AIが得意にしており、具体的には以下のようなジャンルです。
- ニュース記事
- 手順解説
- 言葉の意味
- 学校で習う普遍的な学問
- 料理のレシピ
- 旅行ガイド
上記のようなジャンルは生成AIが学習済みであったり、ネット上から情報を取得するのが容易だったりするので、記事執筆するうえでは生成AIに分があるでしょう。
一次情報を詰め込んだ、独自性のある記事を書けるライターが、これからの時代は生き残りそうです。
戦略② 経験を元にした記事を書けるようにする
これからの時代は、ネットやSNS、本など様々な媒体からAIが情報を入手して必要な情報を出力できるようになるので、ニ次情報の価値が落ちていきます。
そんな時代の中で、自分の経験を通したリアルな記事が書けるライターは希少価値が高く、これからも求められるでしょう。
AIを用いて作業を効率化して、空いた時間を貴重な経験に当てられるようなライターが今後は活躍できるのかもしれません。
戦略③ 取材記事を書けるようにする
専門家や著名人などに取材して、その内容を元に作成する記事を取材記事といいます。
人間ならではの感性で、話し手の言外の意味を汲み取ったり、感情を理解するのはAIは苦手としています。
取材相手に気持ちよく話してもらい、人間的な魅力を引き出すことができる取材ライターは、これから需要が高まってきそうです。
戦略④ 専門性が高い記事を書けるようにする
専門性が高く、自分の知識や経験が深いジャンルであれば、オリジナリティのある記事が作成できます。
そのようなオリジナリティの高い記事は、生成AIは容易に作成することができないので、専門性を磨いたライターは、クライアントから求められ続けるでしょう。
また、金融や医療などの情報の信頼性が強く求められるジャンルに深い見識を持っていて、権威者となることができれば、記名記事を書けるようになるのもメリットです。
記名記事とは、自分の顔写真や名前(ペンネーム)を記事に掲載して、その記事の内容に対して大部分の責任をもつことを指します。
これからAIが出した情報が乱立するようになると、情報の信頼性について強く責任が問われる時代になっていくことが予想されます。
間違った情報を掲載してしまうと、信用が落ちて自分自身へのマイナスのブランディングにつながるリスクはあります。
ですが、正しくて参考になる記事を執筆し続ければ、これからの時代で大きなアドバンテージになるでしょう。
記名記事は、無名記事よりも報酬が高くなる傾向にあるのもメリットなので、抵抗がなければ積極的に執筆することをおすすめします。


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